エサは何が最適なの?

エサはどれがいいのか

よく色んな所で議論されています。
もちろんこれも個人の見解の差であり、経験の中で培われていくものだと思いますのでどれがいいのか、結局は結論は出ないのかもしれません。自分なり順位をつけるとしたら・・・

エサベスト3
  1. デュビア
  2. ミルワーム
  3. イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)

基本栄養素

  タンパク質 脂質 灰分
デュビア 23.5 8 1.8
イエコ 20.5 6.8 1.1
ミルワーム 18.7 18.7 0.9
  • タンパク質は

三大栄養素の一つです。筋肉や臓器など体を構成します。

  • 脂質は

三大栄養素の中でも最も高いエネルギーを得ることができます。しかし摂り過ぎると肥満になります。

  • 灰分(かいぶん)とは

無機質(ミネラル)のことで 食品を焼くと灰として残るので灰分(かいぶん)と読みます。あまり気にしなくて大丈夫です。

基本栄養素を見ると総合的に一番優れているのはデュビアのようです。
しかし、僅差です。

カルシウムとリンについて

  カル リン 比率
1位 イエコ 407 2950 0.14
2位ミルワーム 169 2850 0.06
3位デュビア 748 17578 →2600 0.04
  • カルシウムがないとどうなるの?

カルシウムがないとくる病など、骨の異常が出てきます。

  • リンは?

 

リンが多いと、カルシウムの吸収を邪魔します。
それにしてもこのデュビアの数値は異常なのでは?と疑いたくなります。

(2020/3/12追記)やはり数値は間違いだったようです。その後の新しい調査結果を発表したデータが見つかりました。
17578 →2600

参考記事のタイトルとURLを入力してください

 

 

  • 比率って何?

この比率が2がカルシウムの吸収に理想の数値だそうです。最低でも1.1くらいはほしい。
ということはこの項目一位のイエコでも全く吸収が追いつきません。(比率0.14だから)

必ずカルシウムをふりかけてからあげることが大事ですね。

Kyo

カルシウムは必ずふりかけよう リンの阻害を防ぐために必ずふりかましょう

 

アミノ酸

たくさんあってややこしくなりそうなので数値は載せませんが、

1位デュビア
2位イエコ
3位ミルワーム

です。デュビアは群を抜いてます。

総合順位

総合順位
  1. デュビア
  2. ミルワーム
  3. イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)

です!
何で決まったかって?数値上ではこの3種類のエサは似たりよったりです。どれでもいい。悪い点もそれぞれ持っています。

なので、決め手はずばり!管理のしやすさです!

それぞれの特徴について上げておきます。

デュビア

デュビア
臭わなさ
(5.0)
丈夫さ
(5.0)
繁殖
(5.0)
逃走
(5.0)
鳴き声
(5.0)
見た目
(1.0)
嗜好性
(5.0)
栄養
(4.0)
総合評価
(4.5)

メリット
たくさんあります。デュビアはほんとに臭いません。ほとんど死ぬこともありません。一週間くらい放ったらかしにしていますが、元気にしてます。 そして簡単に増えてくれます。壁を登れないのでケースから逃げ出すこともない。そして鳴かないのでうるさくないです。

デメリット
デメリットは圧倒的です。 ・ゴキブリであること
これに尽きます。
そして他にあげるとしたら成長が遅くてエサとして与えられるまでの時間が長い。
・繁殖するとかわいくなり、エサにできなくなる(笑)
データから読み取る内容としてはリンの数値が異常に高いということです。この数値は少し怪しいと思われていて、もしこの数値が本当なら、リンが邪魔してデュビアからはカルシウムがほとんど摂取できないことになります。

(2020/3/12追記)やはり数値は間違いだったようです。その後の新しい調査結果を発表したデータが見つかりました。
17578→2600

 

参考 デュビアローチの栄養成分dubiaroaches.com

 

この「Gである」という絶対的なデメリットがなければ、圧倒的にデュビアがいいと思います。それでも1位です。
デュビアって殻が堅いイメージありませんか?私はありました。でも実際に竹のピンセットで摘んでみるとわかるのですが、デュビアってやわらかいんです。成虫も含めて。なのでお腹にも優しいと思います。
そして、小さいのがいっぱい生まれてます。
小さいのは頑張って見ればダンゴムシに見えます(笑)最近私もダンゴムシに見えるようになってきました。成虫は私でもだめです・・・。特にオス♂!完全にGです。

イエコ

イエコオロギ
臭わなさ
(1.0)
丈夫さ
(2.0)
繁殖
(3.0)
逃走
(1.0)
鳴き声
(1.0)
見た目
(3.0)
嗜好性
(5.0)
栄養
(5.0)
総合評価
(3.0)

メリット
レオパもニシアフも大好きです。比較的いろんな店でかんたんに入手できます。
データ上でも栄養素がバランス良く含まれていてとてもいいエサです。

デメリット
においが結構きつい
すぐ死ぬ
共食いする
飛び跳ねる(逃げる)
うるさい(鳴く)

イエコのコワい話

イエコを30匹を買ってきました。脱走するとは夢にも思っておらず、紙袋の口を少しだけ開けておいたんです。大丈夫だと思ったんです・・T−T

翌日、すべてのコオロギが紙袋から飛び出していて部屋中を徘徊してました(T_T)
虫が苦手な奥さんには地獄絵図でした。普段なら激怒する奥さんが、このときばかりは怒りを通り越して半笑いで固まってました・・・。余計コワい。

コオロギたちは2Fの書斎を抜け、となりの部屋、寝室、階段に散らばってました。


そこで奥さんが冷静にそしてきっぱりと言いました。

次逃したら、レオパの飼育も含めて全部やめて!

だからイエコは敬遠してたんです・・・。私の中では評価低めです。しかし栄養素やレオパたちの大好き具合は高評価ですよ!

ミルワーム

ミルワーム
臭わなさ
(5.0)
丈夫さ
(5.0)
繁殖
(3.0)
逃走
(5.0)
鳴き声
(5.0)
見た目
(5.0)
嗜好性
(5.0)
栄養
(3.0)
総合評価
(4.0)
[aside type=”boader”]

メリット
・維持がかんたん(プリンカップで保管できる)
・かんたんに入手できる
・鳴かない
・逃げない[/aside]

 デメリット
・すぐに成虫になる(どうしていいかわからない)

ミルワームは維持に関わるメリットはとても素晴らしいものがあります。
栄養素の面で言えば脂質が多すぎる。とりすぎは肥満の元になります。
また、殻が硬いから消化できない。などもよく言われますが、フンに未消化のままで残っていたりしたことはありません。なので殻のことはあまり気にしなくて良いと思われます。
主食には向かない。という意見も多々聞きます。それは殻のこと、脂質のことが原因でしょう。

しかし、海外ではミルワームでの飼育が基本です。といってもそのままで与えているわけではなく、ガットローディングをきちんとして与えています。

MEMO
ガットローディングとは
餌に良い餌を食べてもらうことで体内に栄養素を入れ、間接的に飼育生体に栄養をつけること

なので、ミルワームを主食にしても全く問題ないということがわかりますね。
ただし、カルシウムをダスティングするのは忘れないで!

うちは拒食気味だったニシアフのレイゾーコがミルワームをきっかけに食べるようになってくれました。なのでミルワームは我が家にとっては救世主です(笑)

2位

にしました!主食にしてもいいかなと思っているところです。



以上。エサの考察でした。

※私の個人的な見解です。それぞれ違うと思いますので、参考程度にしてくださいね。

こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
とある獣医のオージーライフII【2019年版】餌虫の栄養価を徹底比較 ‐ コオロギ類、ワーム類、デュビア類を比べてみよう

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4 COMMENTS

らーたん

餌でしたらレッドローチもおすすめですよ
成長速度も早く、餌切れ水切れに強いです。家では卵が200個ちょいあるので3000匹くらい生まれるかもしれません。
デュビアも買ってみたいのですが、これ以上虫を増やすと家族に家にいる生き物みんな〆られてしまいそうなので購入できません^^;

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kyo241

アドバイスありがとうございます。
レッドローチは大きさも小さくて、今の子たちにはぴったりだとわかっているのですが、ゴキブリ過ぎて無理なんです><
デュビアは「ダンゴムシ、ダンゴムシ・・・」と自分に暗示をかけて繁殖させてます(^ー^;)

あと手を出していないのはおそらくレッドローチだけだと思います。またどうしようもなくなった時にチャレンジしてみたいと思います。

返信する
えーる

量は分かったのですが、グラムに対してどのくらい入ってるのかが書かれてなかったのでそこを知りたいです

返信する
kyo241

えーるさま
コメントありがとうございます。こんなに古い記事でも読んでくれている方がいるんだな。とうれしく思います。
グラムに対しての量が確かに書いてありませんね。
追記して、見やすくしたものを出したいと思います。
ご意見、ありがとうございます。

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